2019-04-19 第198回国会 参議院 本会議 第13号
自分たちは子育ては既に終わってしまったので、今更教育を無償化しても得るところはないですとか、自分には子供がいないのに、他人の子供が教育を受けるための費用を負担しなければならないのは不公平ではないかというように、公的負担に対する国民の理解はまだまだ不十分なものです。
自分たちは子育ては既に終わってしまったので、今更教育を無償化しても得るところはないですとか、自分には子供がいないのに、他人の子供が教育を受けるための費用を負担しなければならないのは不公平ではないかというように、公的負担に対する国民の理解はまだまだ不十分なものです。
今更教育がどれだけ、文化國家建設の上において重要なものであるかというようなことを申上げる必要もないことでありますが、具体的な問題といたしまして、現在全國の私学において戰災を受けた学校が、大学十五校、專門学校五十七校、中等学校三百十五校、合計三百八十七校が罹災をいたしております。この罹災学校の中で特に校舎が破壊又は燒失してしまつて、全然滅失の状態になつたものが四十二万坪に及んでいるのであります。